イチゴ農家さんに絶大な人気を誇る資材があります。
ステビアエキス「甘」です。
これは「かん」と呼びます。
「甘」はステビア粉末と海藻のエキスを混合し、ステビア粉末の持つ微生物により特殊発酵させた製品です。
イチゴは糖度が必要ですが、この「甘」は甘味だけでなく、食感、食味も向上させます。つまり品質向上!
いろいろな資材を試した末、この「甘」にたどり着いたというイチゴ農家さんもいるくらいです。
では、その原料のステビアとはなんぞや?
ステビアはキク科の植物で、葉や茎に甘味があるため、古代より珍重されていました。甘味料としては有名です。
Wikipediaより引用–
ステビア(学名:Stevia rebaudiana)は、パラグアイをはじめとする南アメリカ原産のキク科ステビア属の多年草。草丈は50cmから1m前後、茎は白い細毛に覆われている。夏から秋にかけて、枝先に白い小花を咲かせる。別名はアマハステビア。
引用-ここまで
ステビアを肥料として植物に与えた場合、このステビアの持つ甘味がそのまま作物に移行するわけではありません。
ステビアの甘味成分や抗酸化成分が土壌に移行し、その成分が土壌微生物を活性化させ、そのおかげで土壌が良くなり、植物が順調に生長する、というプロセスです。
その結果として低硝酸農作物、抗酸化作用で農作物の日持ち性も向上します。
ステビアに限らず、甘いものを土壌に与えると微生物はものすごく働くんですね。糖蜜しかり、ブドウ糖しかり、その甘み作用を利用した資材といえるでしょう。
イチゴだけでなく、ナシ、桃、ブドウ、柿、ミカンなど果実類なら同様の効果があると思いますので、ぜひお試しください。