人間が必要とされる3大栄養素は、炭水化物、タンパク質、脂質。
そしてこれにビタミンとミネラルを加えたものが5大栄養素です。
ミネラルとは訳すと岩石のことですが、石ですか?ってなっちゃうので金属と置き換えたほうが少しはわかりやすいかも。
人間の場合は必須ミネラルは16種類。
そのなかでも100mg以上摂取が必要が「多量ミネラル」と100mp未満でいい「微量ミネラル」に分けられます。
多量ミネラルはカルシウム、リン、イオウ、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、塩素の7種類。
微量ミネラルは鉄、ヨウ素、亜鉛、銅、セレン、マンガン、コバルト、モリブデン、クロムの9種類です。
ここまで読んで「あれ?」と思った人はかなりの園芸家。
そう。
植物も人間も大体同じなんです。
植物の成長に欠かせない3大要素。
チッソ、リン酸、カリ。
このほかにミネラルが当然必要です。
多量要素として必要なのが、カルシウム、マグネシウム、硫黄です。
微量要素としてはマンガン・ほう素・鉄・亜鉛・銅・モリブデンなど。
人間と同じく鉄や亜鉛、銅は不足することはありませんが、その他の要素は植物の生長とともに消耗し、特に連作すると減っていきますので、必ず補給する必要があります。
化学肥料(化成肥料)には微量要素は含まれていません。
有機肥料は天然物由来ですので、微量要素は少し含まれていますが、その分量では足りないです。
栽培の際には、三大要素の肥料だけでなく、必ず微量要素肥料も与えてください。
なお、微量要素は水溶性となって吸収されますが、水溶性ということは流亡しやすいので、元肥はもとより、追肥としても必要です。
欠乏しないよう留意して栽培しましょう。
【おすすめの微量要素資材】
◆医王元素・育苗用粉末【20kg】
加賀の薬石「医王石」を粉末にした製品です。天然ミネラルが多量に含まれています。土壌に混ぜることにより水溶性ミネラルを速効で補給します。有機JAS適合資材。
◆マグヒーロー(苦土15%+9種の微量要素を補給)【20kg】
水溶性苦土15%のほか多種の微量要素を配合した総合微量要素肥料です。
含まれる成分は苦土、石灰、硫黄、ホウ素、マンガン、鉄、亜鉛、モリブデン、銅、膠質珪酸(コロイド状ケイ酸)と10種以上に及びます。異常気象に遭遇したときも微量要素の効果で速やかな回復が期待できます。
◆天然硫酸苦土肥料「キーゼライト(粉体)」【15kg】
水溶性でありながら持続性のある水溶性マグネシウム肥料です。持続性があるので元肥に使用できます。ドイツの鉱山から採掘された天然肥料で有機JAS適合資材。
◆微量要素・BY-1000液【5kg】
鉄を主剤に植物に不足しやすい銅、亜鉛、モリブデン、マンガンなど6種類の植物養分を配合。即効性のある微量要素資材です。栄養補強、活力増進などの効果が期待できます。
天候不順による日照不足、湿害、低温、高温対策に。作物の葉や茎から吸収させ、植物の生理を正常化します。
成分:鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、銅、モリブデン