[255]カルシウム海藻エキス
カルシウム海藻エキスについてお問い合わせが多いのでここでまとめたいと思います。
カルシウム海藻のエキスは、カルシウム成分と海藻のエキスに含まれるアミノ酸やミネラルを同時に補給できる欲張りな資材です。
含まれるカルシウムは水溶性酢酸カルシウム状態で植物にとって吸収しやすい状態になっています。カルシウム資材はこの「水溶性」である事が大事です。
含まれるカルシウム量は推定1%です。
カルシウム資材は葉面散布がよろしいです。葉面散布というと葉に集中しがちですが、葉だけではなく茎、果実、また生長点への散布も効果的なので、全体に満遍なく散布しましょう。
カルシウム海藻エキスに含まれる海藻エキスは果実農家ではいまや必須といわれる資材。特に秀品率に貢献します。
その理由はやはり多糖類、ミネラル類とアミノ酸です。
炭水化物として含まれるアルギン酸はミネラルの吸収を助け、土壌の団粒構造形成や土壌改善に役立ちます。
また含まれるミネラル(微量要素)は銅、ナトリウム、ヨウ素、マグネシウム、鉄、ホウ素、、マンガン、バナジウム、亜鉛、硫黄、ニッケル等を含有し、ほぼ必要なものを網羅しています。
その他にもビタミンC、ビタミンE、フコキサンチンA、カロチンなど含有し、植物の健全育成に貢献しています。
これだけの多様な成分を含む、カルシウム海藻エキスですが、その使用については特に決まりがあるわけではありませんので、付属のマニュアルを参考に自由にご使用ください。
◆例として柑橘果実の場合
葉面散布:300~500倍 原液3~5L/10アール 月に1~3回散布
株元潅注:300~500倍 原液20~30L/10アール 月に3~4回散布
土壌潅水:500~1000倍 原液20~40L/10アール 月に2~3回散布
よく聞かれる項目として農薬や他の肥料との混用ですが、農薬との混用は、農薬側の説明書に沿ってご使用ください。
アルカリ資材との混用は出来ませんし、リンサン分を含む液肥も混用しないほうがいいでしょう。(りん酸カルシウムとなって沈殿するため)
このカルシウム海藻エキスは、当社で製造していますので、とてもお買い得価格。
またキトサン溶液と交互に隔週使用するとかなりよい結果がでているようです。
ぜひ、お試しください。