[216]読者Q&A『トーマス菌散布の際に残渣は取り除く?』

読者からの質問

秋の収穫も終わり、トーマス菌を散布するのですが、キャベツの葉などの収穫残存物は撤去したほうがいいのでしょうか?

たまごやの回答

このたびはお問合せをありがとうございます。

『トーマス菌散布の際に残渣は取り除く?』

結論から言えば、残渣は取り除く必要はありません!

※残渣とは…収穫の際に畑に残ってしまう、外葉や茎、根などの残存物。

トーマス菌の散布ですが、膨大な量や病害の著しいものでなければ、収穫残存物は撤去せず堆肥と共にすきこみトーマス菌で養生すれば分解します。
これは有機物投入の節約にもなり、また省力化にもなりトーマス菌の大きなメリットでもあります。

分解を効率的にさせるには…

・残渣の集まりが土中にないように良く耕起すること。
・土壌水分と窒素源(堆肥や鶏糞等)を確保すること。

残渣が表面に浮いた状態や土壌水分が少ないとなかなか分解しないので注意です。
分解期間は冬季は遅くなりますが、概ね2ヶ月くらいです。

使用する堆肥は完熟(中熟)堆肥を使います。
その際に堆肥10に対してスーパー源肥1の割合で混ぜると、トーマス菌の繁殖が進み、よりよい土壌に熟成してくれます。
ぜひお試しください。

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堆肥は当店でも扱っておりますが、地元で調達できるのならそれのほうが安いと思います。調達できない場合はこちらをどうぞ。
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