◆読者からの質問
お尋ねします。
連作防止に(とまと・きゅうり)の収穫終了した後、ここ5年くらいキトサン150倍液を土壌に散布してきましたが、トーマスくんとどちらが良いでしょうか?
◆たまごやの回答
このたびはお問合せをありがとうございます。
『連作障害予防はトーマスくんとキトサン溶液どっち?』
結論から言えば、両方使うといいです!
キトサン溶液とトーマスくんは結果的に連作障害を克服はしますが、内容も成分も異なりますので、比較はできません。
いえることは、
トーマスくん→善玉微生物を補給し、微生物層の改善
キトサン溶液→悪玉菌を抑制し、微生物層の改善
ですので、使いようは異なると思います。
トーマスくんは、圃場を作るとき、定植前の1ヶ月前に土づくりとして使ってみてください。
有機石灰や海藻源肥を投入し、水分を保持することで微生物が土壌(微量要素と微生物層)を作りなおしますので、連作障害がでなくなります。
キトサン溶液は、キトサンの効果によって環境を改善しますので、連作障害発生土壌には定植前10日位に散布してください。
併用するのであれば、土づくりの段階でトーマスくん、栽培中にキトサン溶液がよろしいと思います。
なお、連作障害は微生物層の偏りだけでなく、微量要素の偏りも原因となりますので、必ず海藻資材などを補給してください。
【関連資材】
トーマス菌ペアセット(トーマスくん500ml+穂宝源500ml)
キトサン溶液(低粘度・低分子2%・葉面散布促成用)【1L容器】
※気温が低い時期には低分子キトサンがお勧めです。