[187]読者Q&A『トーマスくんの希釈について』
◆読者からの質問
トーマスくん「アープトーマスオルガ菌配合の特殊高濃度有機液体肥料」を買いましたが希釈倍率がわかりません。
また穂宝源の兼用は必須ですか?
◆たまごやの回答
このたびはお問合せをありがとうございます。
『トーマスくんの希釈について』
トーマスくんについての希釈ですが、10倍とか100倍というような概念ではなく1平方メートルの面積当り必要な原液量が5~10ml、これが満遍なく行き渡るように散布する、とお考えください。
必要な微生物量…トーマスくん原液10ml/1平方メートルあたり
この場合、散布に際して希釈に使用する水量は1Lでも5Lでもかまいませんが十分にゆきわたるようにするには1~2Lの水は必要と思います。
※水の量が1Lとすれば100倍希釈となります。
散布後の圃場の水分量ですが、トーマスくんに含まれる微生物が活動するに必要な水分量が60-70%です。
かなり水っぽい量となります。
散布してすぐは十分な量ですが、これをほっておくと乾燥してすぐに50%以下になってしまうので、ポリなどをかぶせて保水養生します。
この期間が2-3週間です。
この間に微生物が土壌を改良します。
改良が終了したら、定植可能となります。
なお、希釈に水道水を使用する場合は一晩おいて塩素(カルキ)抜きをした水を使用してください。微生物は塩素に弱いです。
《穂宝源(すいほうげん)の使用について》
穂宝源はトーマス菌の餌となる資材ですので、必ず同量混合して散布してください。
たとえば10平方メートル当りトーマスくん20~30ml、穂宝源20~30mlを適宜水で希釈しジョウロ等で葉面散布します。
穂宝源を混合すると生育旺盛になりますので、生育を抑えたい場合は穂宝源は省略可能です。
トーマスくん(トーマス菌)は収量を上げるため、秀品率を上げるために開発された微生物資材です。
例を挙げれば、トマト栽培において普通品種苗でも病害の出る本数は少なく、収量は30~50%増しになります。味も大変良いと評判。ぜひ使ってみてください。