◆読者からの質問
冬なのに青い芝生を見ました。
私の家もやってみたいのですができますか?
高麗芝を張っています。
場所は宮城県です。
◆たまごやの回答
このたびはお問合せをありがとうございます。
『冬なのに青い芝生を見ました』
おそらくご覧になった芝生は西洋芝でしょう。
西洋芝は冬でも枯れず、青々とします。
ゴルフ場のグリーンなどに使われています。
そもそも「芝」という植物は存在せず、短く刈り込んで緑の絨毯のように使える品種を便宜的に「芝」と呼んでいます。
高温多湿な日本では、冬に枯れるものの高麗芝が年間通じて手間がかからないので普及しています。
これが北米や欧州になると、もっと気温が低いので、麦の仲間の草種を種まきし、これを刈り込んで芝生とします。
これを西洋芝と呼んでいます。
西洋芝は耐寒性があるので冬でも青いのです。
しかし暑さには弱いです。
一方、高麗芝は高温多湿に耐えます。
だから日本では高麗芝をメインにしたほうが管理が楽です。
しかし、高麗芝は冬場は葉が枯れ、茶色くなってしまいます。
これはちょっと残念。
これを補う方法としてウィンターオーバーシーディングがあります。
高麗芝の上に、西洋芝の種を播き、高麗芝が枯れる頃、交代で青く生え揃うようにする手法です。
春になる高麗芝が復活して生長する頃、交代で西洋芝が枯れます。
このWOSに使う西洋芝種は専用種があり、これを使うことをお勧めします。
夏は高麗芝、冬は西洋芝とうまく切り替わるように開発された品種です。
WOS用の芝種は9月頃から播き始めます。
また、WOS用の種は毎年播く必要があります。
毎年、6月頃に小袋入りが販売されるので、今年はぜひWOSにチャレンジしてみてください。
宮城県ならうまくいくはずです。
【西洋芝種子】ペレニアルライグラス クイックスタート2|WOSウィンターオーバーシード専用芝草
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