[163]キトサン溶液でおいしい葉物野菜を作ろう
今回は、葉物野菜にキトサン溶液を使う方法をご紹介します。
キトサン溶液を使うことで、生育は早まり、大きく肉厚で美味しい葉物野菜が出来ます。
またキトサン溶液は土壌微生物を活性化し、根張り増強します。
微生物群のバランスを調整しますので、病害予防にもなります。
地下部が充実すれば地上部分も大株になりますから収量アップします。
葉物野菜は2ヶ月くらいで栽培が終了しますので短期決戦となります。キトサン溶液の散布回数は2回で大丈夫です。
撒きすぎても特に弊害はありませんが費用対効果が下がり、もったいないです!
◆1回目
種播き時、あるいは苗の定植時に100-200倍希釈液を土壌潅注(散布)します。
発芽率、発芽後の生育、苗の活着が良好になります。
軟弱時の病害も予防します。
◆2回目
本葉が8-12枚くらいの頃に100-200倍希釈液を土壌潅注します。
マルチなどで覆われて土壌潅注が難しい場合は、300-500倍液を葉面散布します。
キトサン溶液を使った葉物野菜は色つやがよく、植物内の硝酸態窒素を消化しますので味も良く出来上がります。
日持ちもよくなりますので、流通過程での品質維持にも役立ちます。
収量も増大しますので、営農農家さんはぜひお試しください。
◇注意事項
・キトサンは病害は予防しますが、害虫には効果がありませんので、虫対策は別途行なってください。(ニームがお勧めです)
・キトサンは他の薬品や液肥を混ぜず単体で使用してください。
・キトサンは鮮度が命ですので、その都度使い切る量をお買い求めください。
【関連資材】
園芸農業用キトサン溶液
土壌作りの基本資材-ニームケーキパウダー
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