第一リン酸カリというちょっとマニアックですがプロに人気のある肥料があります。
窒素を全く含まず、リン酸とカリだけの肥料です。
窒素を含まないため、窒素が足りている場合や、リン酸とカリだけを効かせたい時に活躍します。
なぜ、窒素がなくてリン酸とカリだけの肥料が必要なのか?
たとえば背丈を抑えて、花を多くつけさせたい花卉栽培。
花の数で価格が決まるラン栽培。
花色の良い花をたくさん咲かせたいバラ栽培。
こういう場合窒素はいりません。
窒素が多い肥料だと株や葉は大きくなりますが、花が全く付かないということにもなりかねないからです。
花を商売にしている生産者は、窒素を少なく、リン酸カリをいかに効かせるかが腕に見せ所となります。リン酸で花芽を作り、カリでがっちりした株を作る。なので第一リン酸カリ肥料が便利。これらの栽培者で好まれて使われている肥料です。
リン酸は花芽分化のときに使うと効果があるとされます。
たとえばバラなどはこれから4月まで花芽分化の時期が来ます、これをめがけてリン酸カリ肥料を集中的に施肥します。花芽出し肥料としてプロが使用するのが「第一燐酸カリ肥料というわけです。
で、この肥料なのですが結構お高いです。
そこで、ここだけの裏技情報です。
【プロ仕様】第1燐酸カリ液肥(200ml)【花芽形成用 N0-P10-K7】
この製品は肥料を自作する人のためにリン酸カリだけを提供する製品で、リン酸10%、カリ分7%とハイポネックスのよりやや高くなっています。他の肥料に混ぜるのに適しています。苦土、ほう素なども配合。
これでも、物足りないという人はこちら。
業務用の第一リン酸カリです。
リン酸分はなんと48%、カリ分は31%もあります。
粉末の肥料で水に溶かして使います。
少ない量で効きますのでプロの栽培家、生産農家さん御用達です。
ウチは大規模農家なのでこれでは足りない、というかたは、こちら。
OATハウス9号肥料(0-51-33)第一燐酸加里肥料【10kg】
OATハウスシリーズは水耕栽培用の肥料ですが、中身は第一リン酸カリ肥料なので水耕栽培以外でも普通の液肥として使えます。
大規模花卉栽培、農園、果樹園、フラワーパークなどを運営されているかたは注目ですね。
花に囲まれて生活するには第一リン酸カリは欠かせない肥料なんです。
以上、第一リン酸カリを安く手に入れる方法でした。