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[134]読者Q&A『牛ふんは除塩されてますか?』

◆読者からの質問

土壌検査で塩基が多いといわれました。御社の牛ふん堆肥は除塩をしていますか?
除塩をしているなら使ってみたいと思います。

◆たまごやの回答

このたびはお問合せをありがとうございます。


『牛ふんは除塩されてますか?』

お尋ねの件ですが、結論として当社の牛ふん堆肥は除塩作業は特に行っておりません。

安価な資材ですので製品化において手を加えることはないです。これはどの牧場でも同じと思います。やっているとすれば一定期間雨ざらしにするなどの方法くらいです。

一般的に土壌診断などで塩類過剰といわれた場合、牛ふん堆肥に含有の塩(ナトリウム成分)が原因と解釈される方が多数おられます。

しかし土壌診断でナトリウムの分析することはほとんどありませんので「塩害」というよりも「塩積害=塩基類であるカルシウム、マグネシウム、カリウム、アンモニウムの蓄積害」を塩分(ナトリウム)が多い牛ふん堆肥のせいと誤解して考える方が多いのが実情です。

◆土壌診断の塩→食塩(塩化ナトリウム)ではない【重要】

確かに牛ふんや豚糞堆肥は塩化ナトリウムの含有はありますが、完熟堆肥を年間1~3トン/10aの施用ならば問題ありません。
安心してお使いください。

但し、堆肥の過剰投与は塩類(食塩ではなくさまざまな塩基類)過剰の原因にもなりますので、その場合は投入量は調整する必要があります。

有機物とだからといってたくさん使えばいいというものではないわけです。

なお、同じく、牛ふんを原料としたスーパー源肥、海藻源肥とも減塩措置はしておりません。しなくても特に問題はないからです。

【関連資材】

スーパーたい肥240「発酵牛糞堆肥5袋+スーパー源肥1袋=計6袋セット」
海藻源肥【15kg】(海藻・カニガラ入り堆肥)

 

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