◆読者からの質問
2月にナスの定植を予定しています。現在は土壌消毒後のガス抜き中で、苗は接木苗を注文済みです。面積は60坪です。元肥にオススメの物はありますか?
◆たまごやの回答
このたびはお問合せをありがとうございます。
ナスの元肥えとのことですが、現在土壌殺菌中ということで、どれほどの殺菌を行ったのかでお答えが異なります。
◇クロピクなどの強力な消毒剤を使用
この場合、悪玉菌のみならず善玉菌も死滅していると思いますので、有機質の肥料を与えても分解に時間がかかり、植物が吸収できません。この場合は高度化成肥料などの微生物に依存しない即効性の肥料を元肥として与えます。
野菜百撰|有機入り緩効性肥料(12-10-10)高度化成肥料を使用…60坪の場合…6~8kg
◇それほど強力でない消毒剤を使用し土壌微生物が残っている場合
この場合は、微生物が残存しているので、有機質の肥料を与えても分解が進み、植物が吸収できると思います。定植2週間前に海藻源肥を散布し耕起、トーマスくんを散布しビニールをかけて2週間養生。定植時にかつおくんを元肥として株間に施用します。
《60坪菜園の必要量》
海藻源肥15kg…2~4袋
トーマスくん1L…1本
フィッシュサプリ20kg…2袋
この方法は、微生物を利用した方法となり、品質、収量ともに期待できると思います。次年度は土壌消毒をせず、海藻源肥とトーマスくんを投入し、よりよい土作りをしてください。なお、海藻源肥を投入すると連作障害も回避できます。
【関連記事】