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[101]読者Q&A『トーマスくんは肥料ですか?』

第101回

◆読者からの質問

トーマスくんに興味がありますが、これは肥料ですか?どのように使ったらよいですか?

トーマス菌ペアセット

◆たまごやの回答

トーマスくんは肥料登録はされておりますが、いわゆる肥料ではなく「微生物資材」といった範疇の製品です。

土壌環境というのは含まれる微生物によって決まる、といって過言ではありません。土壌は自然の状態では結構良好な環境を保っているのですが、そこにまず作物を植えることで、多量に養分を消費します。そこで足りなくなった養分を補給するのが「施肥」ですが、これに化成肥料を使うと微生物の餌にならないため、微生物が育ちません。また農薬を散布すれば、更に微生物が減ってしまいます。微生物を育てることを無視したこのような悪循環は、連作障害をはじめさまざまな障害を起こすことになるのです。

この悪循環を断ち切るには、微生物を補給するのが一番です。トーマスくんには60種類の微生物が含まれ、好気性のものは地表面を、嫌気性のものは地下深く1mほどまでも潜り、総出で土壌環境を改善します。

微生物環境が良くなると、まず、肥料が少なくて済みます。それは土壌に含まれている有機物を豊富な微生物群が効率よく分解し、余すことなく植物に提供するからです。農家さんにとって肥料コストは大きな問題ですが、まずこれを解決してくれます。

次に、健康な土壌環境は病気を防いでくれます。病気は微生物が起こしますが、通常はその微生物を他の微生物が抑えます。部生物群がしっかり保たれていれば、病気は本来起こらないものなのです。しかし病気を起こす微生物が増え、それを抑える微生物が居ないと作物は病気になります。トーマスくんは土壌環境を整え、微生物群を健康な分布に配置します。その結果病気が減り、農家さんにとっては農薬コストも減らすことができます。これは減肥より大きなコストかもしれません。

トーマスくんの使用方法は簡単です。1㎡あたり10cc(10aで10L)がゆき渡るように水で希釈(100-1000培)し、ただ撒くだけです。肥料や農薬ではありませんから多くやりすぎても害が出ることはありません。これだけで土壌に含まれる微生物を正常に保ってくれます。

その効果は根張りに現れます。びっしりと伸びた細根に驚きのトーマスくん効果を見ることができるのですが、作物を抜いてしまうわけにいかないので確認はちょっとできにくいですが、収穫の時には改めてその収量の多さで確認することができます。ぜひ、あなたもトーマスくんを使ってみてください。

【関連資材】
「トーマス最強セット(トーマスくん、穂宝源、元気くん)

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