[60]読者Q&A『土の再生』
◆読者からの質問
おはようございます。以前、海藻のエキスを購入してずっと使用しています。うちはマンションなのでベランダでさまざまな植物を育てているのですが、ずべて植木鉢なので土替えが不可欠となります。特にバラは、10号以上の大きな鉢が、10以上あるので大変です。今ある土を上手く利用して、来年もたくさん花を咲かせられるような、丈夫な株を作る肥料、堆肥を教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。
◆たまごやの回答
ベランダで栽培している場合、植替えのときに困るのが古くなった土の処分。燃えないごみとして処分できるところもあるようですが、処分できない市域もあるようです。そもそも土は燃えませんし、かといってその辺に捨てることもできません。できれば再利用したいところです。
園芸や農業は土から養分を奪い取る作業ですから、失った養分を補填すれば基本的に再利用することは可能です。そしてもうひとつ大事なことは、養分だけではなく、微生物群のバランスを回復することです。養分が少なくなった土には微生物のバランスが崩れている場合が多いのです。これが連作障害の原因になったりもします。
土の再生に大事なことは、
1.養分を補給
2.同時に微生物群のバランスを回復
この二点です。
養分の補給は、普通の肥料のほか、たい肥(スーパー原肥が効果あり)、腐葉土などを混ぜ込みます。連作した場合など微量要素が不足しがちとなるので、海藻系の肥料を足すといいでしょう。使い古した土は酸性に傾いていますので、リン酸補給を兼ねてバットグアノで酸度を調整します。
微生物群の回復にはトーマスくんが効果的です。同時に微生物の餌となる「米ぬか」と住処となる「たい肥」を与えます。米ぬかが無い場合は「穂宝源」を使うと効果的です。たい肥は牛糞たい肥でもいいのですが、「スーパー源肥」が微生物には居心地がいいため、良く働いてくれます。
【植替えの手順】
古い土を篩(ふるい)にかけ、根やごみを取り除いたものに、スーパー原肥、米ぬか、海藻粉末、バットグアノをよく混ぜて、用土とします。
その用土を使って植替えをし、その後トーマスくんと穂宝源(すいほうげん)を同量混ぜ、500倍に希釈した溶液を潅水代わりに与えます。この溶液は毎回潅水代わりに与えると効果があります。
これで来年も元気に育ち、美しく花を咲かせてくれることと思います。
【参考資材】
トーマスくん「ETO菌配合の特殊高濃度有機液体肥料」
穂宝源(すいほうげん)「ETO菌と併用する植物生理活性液」
スーパー源肥(ETO菌配合のたい肥)
農家の秘策「米ぬか+ふすま」
産海藻粉末アスコ・シーグリーン(コンブ)
インドネシア産バットグアノ【粒状2kg】
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