[09]団粒構造とは?
植物の育成にとって土が団粒構造になっているのが良いことは小学生でも知っていることです。しかしその団粒構造は微生物の力で作られることはあまり知られていません。ただ単に「耕せば団粒構造」になると思ってはいないでしょうか?
しかし、真の団粒構造は微生物が健全な状態でいる場合には自然に作られるのです。そういえば、雑木林の奥深くは誰が耕すでもないのにふかふかですよね。
団粒構造とは、土の中にある小さな土の単位が団子状の粒子になることです。
もともと土は岩石・鉱物や粘土、腐植や微生物など小さな物質で構成されていますが、微細なこれらが電気的にプラス・マイナスで結ばれたり、微生物菌の出す粘質物質で糊付けされたりして団子状に寄りあってきます。
そしてその団子が更に寄り合って大きな団子になります。1~5mmになった土の団子を団粒と呼び、この団粒で出来た土を団粒構造化された土といいます。こうしてできた団粒は水にさらされても簡単に崩れません。
このように団粒構造は、微生物や腐植の導入により形成され、その結果さらに土の団粒構造化が促進され、排水性・保水性・保肥性・通気性に優れた理想的な土壌ができあがり。
従って、土づくりの基本は、この団粒構造を形成する事、そして作物の根がしっかりと張り、健全に生育が出来る土壌を作る事に尽きるのです。
化学肥料や農薬で疲れてしまった土壌には微生物は居ないので、そのままでは団粒構造にはなりません。痩せてしまった土壌には微生物資材を使うのが効果的です。
そんな土壌に効果のある驚きの微生物群「アープトーマスオルガ菌(商品名:トーマスくん)」をたまごや商店で販売を開始しました。
トーマスくんは、好気性菌40%嫌気性菌60%を主軸に、放線菌、窒素分解固定菌、光合成菌など60種あまりの有効善玉菌のみをバランスよく配合した複合菌体。有機質や土中の残渣等の分解や植物との共生により、土づくりはもちろん、植物の健全育成を促す人畜無害の「生きている微生物資材」なのです。
トーマスくんは深く浸透し、なんと深さ1mのところまで土壌をふかふかに仕上げます。最初はちょっと信じられないですが、使ってみるとそのすごさがわかります。ぜひ一度使ってみてください。
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